【飲食店開業マニュアル】⑫内装工事のはじまりから終わりまでの流れ 

内装工事が始まる前の準備

施工のプランが完成したら『あとは施工業者さんに全部おまかせ!』と思ってはいけません。施工が始まる前も施工中も、やっておくべきことはたくさんあります。ここからは、着工する前に必要な準備について紹介しましょう。

工程表の確認

店舗の内装設計プランができあがったら、施工業者は見積もりと合わせて工程表を提出してくれます。工程表にはしっかりと目を通し、体の流れを把握しておきましょう。

近隣や管理会社等への挨拶

内装工事が始まる前には近隣や管理会社等への挨拶をし、工事の了承を得ておくと良いでしょう。店舗がの一角にある場合などは、マンションの理事会との調整も必要になるかもしれません。例えば、設備の関係で建物に穴を開けなくてはいけないなどの場合や、看板の取り付け範囲のことなど、建物の管理会社と調整すべきことは多々あります。了承を得ずに後からトラブルが起きることを防ぐためにも、事前に話を通しておくのが安心です。また、工事には騒音問題がつきものです。どうしてもご近所の方々に一定期間迷惑をかけることになってしまうので、オープン後の悪印象を防ぐためにも近隣住民へ事前に挨拶をしておくと良いでしょう。

内装工事がはじまったら

実際に内装工事が始まったら、少しゆっくり出来る時間が訪れるかと思います。これまで大変だった分施工はおまかせしたい、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくの機会ですので以下のことに気を付けると良いでしょう。

現場をこまめに把握する

具体的な施工に関してはプロの業者さんにまかせておくのが一番ですが、実際にオペレーションを考えて、店舗を営業していくのはオーナーである自分です。定期的に足を運び、店舗の空間感覚を把握しておけば、打ち合わせの時には気づかなかった様々なことが見えてくるでしょう。もしも工事途中の段階で問題点に気づいたら、業者さんに相談して軌道修正することが可能です。しかし、現場チェックを怠ってしまうと完成後の修正には費用と時間がかかるため、最悪オープンに間に合わなくなってしまうかもしれません。内装がどうなるのか気になる方は、遠慮せずに現場に赴いてみると良いでしょう。

職人さんとのコミュニケーションを大切に

現場に足を運べば、実際に作業してくれている職人さんとコミュニケーションをとることが出来ます。自分の店舗を作ってくれている方々ですので、しっかりとコミュニケーションをとって良好な関係を築いておくと良いでしょう。現場を訪れた際には差し入れを持って行って感謝の言葉をかけてみたり、工事の進行具合を尋ねてみるのも良いですね。職人さんとよい関係を築いておけば、いざというときにちょっとした無理を聞いてもらえたり、融通を聞かせてくれたりということもあるかもしれません。施主さんが頻繁に来てくれる現場とそうでない現場では、仕事に対する熱の入れ方も違ってくるでしょう。

完成時のチェックポイント

内装工事が完了してからおこなう確認作業のことを、完成検査といいます。完成検査では、飲食店オーナーだけではなく、工事責任者が同伴し工事内容を説明しながらチェックを行うことになります。ここからは実際に完成検査でチェックするポイントについて紹介します。

完成図との比較をする

設計者との打ち合わせを経て、事前に完成させた設計図やパース図などをもとに、イメージしていた通りの工事が行われたかをチェックします。具体的なチェック項目には以下のようなものがあります。

  • ・図面より窓が小さくなって壁が大きい(又はその逆)場所はないか
  • ・収納が図面より小さいなどの変更がないか
  • ・窓は引き違い窓なのか、上げ下げ窓なのか、縦すべり窓なのか
  • ・足元までの掃き出し窓が腰高窓に変更されていないか

ドアや窓などの開閉確認をする

新たに設置したドアや窓、また棚などの扉にいたるまで、開け閉めが伴う部分はすべて開閉チェックをおこないます。具体的なチェック項目には以下のようなものがあります。

  • ・窓の鍵はきちんと施錠・開錠できるか
  • ・窓を閉めた時にすき間ができないか

照明機器の照明器具の位置と数を確認

依頼していた通りの位置に全て取り付けられているかなどを確認します。具体的なチェック項目には以下のようなものがあります。

  • ・ダウンライトの数に間違いがないか
  • ・後付けの照明器具の取り付け位置が図面と大きく異なっていないか

建材の確認をする

建材とは『壁や床、カウンターなど内装に使われる素材』のことです。これらの建材についても、あらかじめ指定した建材がきちんと予定どおりに使われているかどうか、間違いがないかなどについてのチェックします。

機器の電源チェック

新たに設置した厨房設備やエアコンなどの電気機器の電源がすべて入り、適切に作動するかどうかをチェックします。

水道・ガス・電気など設備面をチェック

電気がつくか、ガスが通っているか、水道をひねれば水がでるか、トイレがきちんと流れるかなどをチェックします。

引き渡し後にトラブルが発生した場合

問題なく店舗が完成し設備も使えればよいですが、万が一引き渡し後にトラブルが発生したり、問題に気づいてしまったらどうしたら良いのでしょうか。

この場合、内装工事契約書の『瑕疵担保(かしたんぽ)責任』の『瑕疵担保期間』をチェックする必要があります。瑕疵担保責任とは『引渡し後に分かった瑕疵に対し負うべき責任』のことを指します。つまり、俗にいう保証期間がどれくらいあるかということなので、保証期間以内のトラブルであれば無償で対応してもらえる可能性があります。

一般的には、一年間は保証の対象になっていることが多いです。しかし、保証期間をすぎてしまっていた場合でも、無償で対応してもらえることがあります。それは『明らかに施工側の問題で起きたとわかるトラブル』に関してです。引き渡し後によくあるトラブルには以下のようなことが挙げられます。

  • ・壁紙にシワがあったり、汚れがあったりする
  • ・ビスの絞め忘れ
  • ・サッシのパッキンはがれ
  • ・タイルや石の破損
  • ・床の傷

こういった施工ミスと考えられるトラブルに気づいた場合は、施工業者に連絡をして対応してもらいましょう。

まとめ

いかがでしょうか。飲食店を開業する際、内装工事は一番のクライマックスともいえる工程ですよね。これまでの準備が大変だった分、工事中は業者におまかせしてしまう方も少なくはないでしょう。しかし、店舗が完成してからトラブルに気づくこともあるので、なるべく現場を見に行ったり、開店後のイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。本記事が皆様の参考になれば幸いです。


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