【飲食店開業マニュアル】⑩内装工事の費用や業者の選び方 

飲食店の内装工事にかかる費用

飲食店の内装工事には開業資金の50%がかかるとされています。莫大な費用がかかる部分だからこそ、失敗はしたくないですよね。そこで、飲食店の内装工事には通常どのくらいの費用がかかるかについて紹介していきます。

居抜き物件の場合

前テナントが残していった内装や設備を利用できる居抜き物件の場合、スケルトン物件に比べると大幅に内装工事にかかる費用を抑えることができます。居抜き物件の内装工事の相場は『坪単価:15万~30万』とされています。ですが、前テナントと同業態である場合や、前テナントに近い営業スタイルである場合には、通常大きな費用のかかる冷蔵庫やキッチン、水道まわり、什器など多くの設備を準備しなくても良いため、さらに安くすることも可能でしょう。

さらに、退去時には一般的な場合だと『スケルトン戻し』という形で原状回復工事が必要となりますが、解約期間満了前に次のテナントが見つかれば、解体に要する費用をかけずにクリーニング等の最小限に抑えられる可能性が高くなります。ただし注意しなくてはならない点は、これらの平均相場はもともとあった設備や内装、厨房機器類を利用するという前提のもとで計算された金額である点です。例えば居抜き物件でも、大幅なレイアウトチェンジを行なったり、故障や経年劣化により機器類を買い替えたりした場合、費用が思ったよりもかかることがあります。

スケルトン物件の場合

スケルトン物件は、居抜き物件と比較するとどうしても内装工事費用が大幅にかかってしまいます。通常スケルトン物件の内装工事の相場は『坪単価:30万~50万』とされていて、居抜き物件と比べて数倍の値段になることはよくあることです。また、1から内装を整えるからこそ施工期間も長くなってしまう特徴があり、開業時期に間に合うようスケジュールを考えて取り掛からなくてはなりません。

内装業者の選び方

店舗の内装にはデザインを考えてくれるデザイナーや、施工業者、厨房機器専門の業者など多くの業者が関わることになります。初めてお店をオープンする方の殆どが、誰に何をどう依頼していいのか迷うことでしょう。そこで、ここからは飲食店の内装工事を依頼する際の選択肢について紹介したいと思います。

設計者(デザイナー)に依頼する場合

店舗の内装工事をするための図面をひいてくれる人のことを、デザイナーないしは設計者といいます。ただしデザイナーや設計者はあくまで図面をひいてくれる方なので、実際の施工はデザインがきまり工事の段階に入る時点で、施工業者に依頼する必要があります。

設計者やデザイナーに依頼をする場合は、施工に移る段階で設計者の付き合いのある施工業者に施工をしてもらうというやり方が一般的です。慣れている間柄で進めてもらうほうが任せる側としても安心なので、まず設計者を決めたら、その人がいつも仕事をしている施工業者を紹介してもらうと良いでしょう。

店舗専門の施工業者に依頼する場合

先に施工業者に依頼して、デザインや設計は施工業者が普段から仕事をしているデザイナーないしは設計者にまかせるというパターンもあります。このパターンでのポイントは、飲食店の施工実績が豊富な施工業者を選ぶことです。実際にこれまでの実績から、施工業者が手掛けた飲食店を見に行って決めるのも良いでしょう。

トータルでお願いできる業者に依頼する場合

飲食店のプロデュースをトータルで請け負ってくれる業者に依頼するというパターンもあります。この場合は、設計や施工はもちろんのこと、融資の申し込みや物件探しなど、店舗がオープンするまでのあらゆる作業をフルでサポートしてくれることが普通です。はじめての飲食店開業で、まわりに心強いサポーターがいないという方は、費用と相談の上トータルサポートしてもらえるこういった業者に依頼すると安心して開業まで進めることができるでしょう。

内装業者を選ぶときの注意点

続いて、内装業者を選ぶときの注意点について紹介します。これらのことに気を付けるだけで、相性の悪い業者を選んだり、納得できない結果になることを防ぐことが出来ます。

複数の業者に見積もりを依頼する

デザイナーや設計者、施工業者はなるべく複数の業者に見積もりを依頼するようにしてください。最低でも3社以上は見積もりを依頼することによって、より納得いく選択をすることができます。というのも、内装工事には大きな費用がかかるため、同じ条件で依頼したとしても業者によって費用の開きが数十万~数百万ある場合があるからです。

また、やみくもに見積もりを依頼するのではなく、なるべく飲食店の施工実績が豊富な業者に依頼することがおすすめです。飲食店の店舗設計には専門知識が必要になるため、経験豊富な業者であれば騒音や臭い問題、近隣トラブルなど様々な観点からアドバイスをくれるでしょう。

丁寧に話し合いができる業者を選ぶ

自分がしっかりと話し合いが出来て、ストレスなく工事をすすめられる業者を選ぶことはとても大切です。内装工事には大きな費用がかかるため、どうしても選ぶ際に『一番安いところ』を探してしまう傾向にあります。しかし、せっかくの大事な飲食店店舗の内装を任せるのだから、安さに引かれてなんでも妥協してしまってはいけません。安く請け負ってくれる中にもしっかりと意見を汲み取ってくれる業者はいます。そういった、丁寧な姿勢をみせてくれる業者なのかどうかも判断基準として大切ですよ。

契約時の注意点

ここからは複数の業者から絞り込みをし、契約を交わすまでに注意しなくてならない点についてお伝えしたいと思います。

追加工事の有無について確認

見積書の時点で追加工事がないことをあらかじめ確認しておくことは非常に重要です。なぜなら、見積もりの段階では『この金額でやります』と言っていた業者が、契約を交わしいざ工事に入ってしばらくすると『これがないとお店ができないから』といって、見積金額に上乗せする形で追加工事を要求してくる場合があるからです。

支払方法の確認

内装工事の契約書には決まった書式がありません。そのため、内装業者が用意した契約書を使うことになりますが、工事費用の支払方法には十分に注意して確認してください。一般的に、工事費用は分割で支払うことになっています。例えば、500万円以下の契約であれば、契約時に契約金額の半額を、工事完了後に残りの半額を支払い、それ以上の金額であれば契約時、工事途中、工事完了後の3回に分けて支払いをするのが無難です。このように、分割で支払うことで万が一『悪徳業者に工事費用を持ち逃げされた』という事態を防ぐことができます。

工事が遅延した場合の対処について確認

飲食店の内装工事では工事の遅延によるトラブルがおきがちです。そのため、契約時に工事が遅延した場合の対応について確認しておくことをおすすめします。例えば『工事が遅れた日数につき、〇万円(一日の売り上げ金額)を支払うこと』などの特約を設けてもらうと安心です。

まとめ

いかがでしたか。内装工事には大きな費用がかかるからこそ、信頼のできる業者に依頼をしたいですよね。はじめての飲食店開業だと誰に何を依頼したらよいのか分からないことが多いと思うので、本記事で紹介した内容を参考にして業者を選んでみてください。


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